銀次のブログ

日々の何気ない思考を書き連ねる

怨霊と大型犬の恐ろしさは何となく似てる気がする

 わたしが子供の頃、猛烈なオカルト心霊ブームがあった。当時はスピリチュアルなんて言葉はなく、霊といえば地縛霊と怨霊のオンパレード。血まみれで物凄い形相をした悪霊が、人を呪い殺したり、不幸にする話ばかり。おまけに、昔のテレビの特殊メイクは画質の粗さと相まって、無茶苦茶怖かったよね笑

 大人でも怖いんだから、子供が見たらトラウマもんである。しかし、わたしもその他大勢の子供たちと同じく、心霊番組が大好きだった。

 

 なぜそんなに幽霊が好きだったのか。

一言で言うなら「浪漫」なんだけど、そこを深掘りすると長くなってタイトルの話にもってけないので、なぜそんなに幽霊が怖かったのかを語りたい。

 

 ……💀💀💀

 

 夜中にいきなり血まみれの人がドーン!出てきたら、そりゃ誰だってビビるし怖いよねえ。わたしもきっと、悲鳴をあげてひっくり返るだろう笑

 ポルターガイストや心霊写真だって、いざ自分の身に起こったら不気味すぎる。

 

 しかし、わたしに霊感はないし、こんなに大好きなのに、ただの一度も本物の幽霊を見たことがない。わたし以外のオカルト好きな大半の人も、きっと同じだと思う。実際の経験はないのに、恐ろしいのである(大人になった今は怖くなくなったけど)。
 

 詰まるところ、想像力の豊かさだよね。

見ることも感じることもできないのに、暗闇の中から恐ろしい何かが現れるって、ついついイメージしちゃう。しかもその恐ろしい何かは、地球の物理法則完全無視。無敵状態。こちらのことは死に追いやったり不幸にできるのに、わたし達には念仏唱えるくらいしか対抗策がない。そして、その念仏も効かない……🤲笑

 

 廃墟、日本家屋、夜中のトイレ、襖やカーテンの隙間なんか、とくに想像しやすい。わたしの出身地である香川県根香寺(お遍路でまわるとこ)も、寺なのに地元では最恐の心霊スポットになってる。ここ、昼間行っても微妙にじとっとした雰囲気があるんだよね。中に入ったらもう大変。お遍路さんの念が渦巻いてて、何か悪い物に憑かれそうである笑

 

 ……🙏🙏🙏

 

 兎にも角にも、いきなり話は飛ぶのだけど、スーパーで買い物した帰り、犬の散歩をさせてる人とすれ違ったわけ。夜だったし犬種までは覚えてないんだけど、犬の背中が飼い主の腰辺りにある、かなりの大型犬だった。

 

 大型犬は大人しそうにのそのそ歩いてたけど、わたしはすれ違いざま、この犬が突然殺意の波動に目覚めて襲ってきて、わたしは散々噛みつき倒された挙句、無惨に喰い殺される……という想像をしてた笑

 

 なんつったって、犬の遺伝子の80%は狼なのである🐺。どれだけ人間に懐いてるといっても、いきなり本能剥き出しになって狂犬化する可能性は捨てきれない。これが小型犬や猫ならまだしも、大型犬なら大人の人間でも勝てない可能性大である。

 

 そんなことを考えてる矢先、インスタでとある動画が流れてきた。公演中のサーカスの馬が、2頭のライオンに噛みつかれてる映像だった。慌てた調教師がムチでピシピシ叩くんだけど、野生の本能剥き出しになったライオンはそんなのお構いなし。馬の首に噛みついて仕留める気まんまんである笑

 

 餌を存分に与えられ、日頃から調教しててもこうなんだから、わたしが大型犬に喰い殺される想像をしてしまうのも、致し方なしである(犬とライオンを比べるのも乱暴だけど🦁笑)。

 

 こうして、現実に起こる可能性の低い出来事を空想し、勝手に恐怖を覚える辺り、怨霊と大型犬(実際はすべての動物)の恐ろしさって似てるよな、と思った次第🙇‍♂️

 

 ……🐕🐕🐕

 

 わたしは本来、大の動物好きだし、犬と猫は実家で飼ってたこともある。動物園にいる動物のほとんどを愛でたくてしかたないのだけど、彼らはやはり、恐ろしい。

 

 こちらがどれだけ無害な存在だとアピールしても、牙を剥き出しにして威嚇してくる。そりゃそうだ。人懐っこかったら野生じゃ生きていけない。自分の身は自分で守るしかないのだから。

 

 香川県丸亀城(この城の内堀には成仏できない霊がうじゃうじゃ居るらしい笑)の、今は無き動物園にいた日本猿なんか、クソみたいに性格悪かった🐒笑

 いつ行っても「食いモン寄越す気がねえなら去れ!」という顔をしてるし、常にイラついてて、柵のフェンスを両手で掴んでガシャガシャいわして威嚇しまくってた。あの猿、たぶん発狂済みだったんだと思う笑

 

 だからわたしは、これからも、こいつらは可愛いけど、本気出したら人間のことなんか一瞬で殺せるとんでもない凶暴さを兼ね備えた恐ろしい存在なのだ、と思いながら、動物を愛でるのである笑

 

 話まとまんなくてワロタ共和国w

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