これはわたしが、
スーパーで品出しのバイトをしてたときの話。
開店前の朝の品出し中、
同じく商品を陳列していた
惣菜コーナーの女性チーフから突然
「銀次さんっていつも同じテンションですごいですね」
と声をかけられた。
他部門の人と会話することは滅多にないし、
いつも同じテンションの意味がわからなくて、
「え、どういうことですか?」
と、訊いたら
「わたし銀次さんが機嫌悪かったり、落ち込んでたり、イラついてるとこ見たことないし、いつもニコニコしててすごいなって思ってたんです。わたしもそういうの見習わないとなって」
予想外の答えが返ってきた。
わたしは驚いて
「え、全然自覚なかったです。他の人はそんなに毎日テンション違うんですか?」
「違いますよぉ〜。日によってイラついてたり、やる気なさそうなときもあるし、そういう態度をあからさまに出してくる従業員、ウチにもいっぱいいますよ。っていうか、ほとんどそんな人ばかりです……笑」
「えー、そうなんですね……笑」
「だから銀次さんはすごいなって」
「まさかそんな風に思ってもらってたとは、驚きました。ありがとうございます」
「いえいえ、ほんとに見習わないとなって思ってるんです」
目から鱗。
挨拶程度しか関わりがなかったのに、
彼女がわたしのことをそんな風に評価してくれてたなんて、全然知らなかった。
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わたしは別段、
人より気が長いわけでもない。
イラつくもんは普通にイラつくし、
イラついてる態度なんかも出してる気がする。
だけど、惣菜チーフの目には、
わたしはいつもニコニコしてて、
メンタルが常に安定して見えたらしい。
しかし、そこでバイトしてたとき、
わたしの私生活は人生史上最高に忙しくて、
毎朝6時40分に家を出て、帰宅は22時過ぎ。
23時を過ぎることもザラにあった。
移動はすべて自転車。
坂道まみれの東京。
毎日ヘトヘトに疲れ切っていた。
イライラも常時MAX。
高田馬場駅周辺に行くたびに、
このクソ邪魔な通行人を1人残らず自転車で跳ね飛ばせたらどんなけスカッとするやろな!
と夢想してたくらい笑
それなのに、言われてみれば職場ではいつも同じテンションだったように思う。特別何かを意識してたわけでもないのだけど。
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不思議なもので、わたしの場合、
ベラボーに忙しいときほど活力がみなぎり、暇になると体調不良になったりする。なので、猛烈に忙しくてヘトヘトだったあの頃、なぜか体はピンピンしてた。
それに、人間というのは意味不明な言動を無意識にしてるもので、自分自身を含め、仕事中だろうと何だろうと、常におかしなことを言ったりやったりしてる。それを見てるだけで普通にワラケテくる笑
謙遜して言うなら、チーフもきっと、人間の変な言動で笑っちゃってるわたしを見て、いつもニコニコしてると勘違いしたのだろう笑
が、実際に面白くてニコニコしてるから、間違ってはない。わたしは人より笑のツボが特大なんだと思う。些細な仕草や、些細な言葉を面白おかしく受け取ってるという自覚もある。それで困ったことはないので、べつに気にしてもない笑
ただ、世の中には常にヘラヘラしてるわたしとは正反対に、いつも不機嫌そうな人がいる。
あなたは大丈夫ですか?
不機嫌な人になると、
大変なことが起こりますよぉ〜🧟♂️笑
②🥒残りの人生を、優しく生きる
に続く!w