友人からの悪意なき冷徹な指摘に完全に心を折られたわたしは、抜け殻になってヤル気を失っていた。
しかし、ケチャワチャ装備一式を作り終えた後のわたしは、ほんの少しだけどプレイスキルが上達していたのである。友人とのオンラインマルチはする気にならなかったものの、ソロ狩りは順調で、クエストはリオレイアに差し掛かっていた。
メイン武器が双剣オンリーだった為、飛びまくるレイアはかなり手強かった。モンハン4から新たに追加された「乗り」を駆使しつつ何とか倒せたけど、連戦するには強敵過ぎる。だけど素材は欲しい……。
しかたがない。野良へ行くか……。
◼️はじめての野良マルチ◼️
一緒に狩りをした野良プレイヤーは、わたしより10以上ハンターランクが高かった。所謂ペア狩り。プレイスキルがままならない状態での初野良だったのでけっこう緊張したけど、意外と無難に立ち回れて、ソロでやるより遥かにすんなりクリアできた。そして何より衝撃だったのが、相手が使ってた武器
操虫棍!
モンハン4から新たに追加された武器。
この武器が後のわたしのモンハンライフを大きく変化させていく。
知らない人の為に書くと、操虫棍はモンハン4G時点まで唯一自力でジャンプ攻撃できる武器だった。つまり、地上戦はもとより、飛んでるモンスとの空中戦も難なくこなせる!しかも乱舞のカッコいいことカッコいいこと。まさにわたしが求めていた武器そのものだった!
◼️操虫棍猛特訓◼️
双剣を卒業し、メイン武器を操虫棍にしたわたしは、ソロでどんどんクエストを進めていった。操虫棍そのものが全武器種の中でもぶっ壊れに強かったし、なんつったって自由自在に飛び回れるのが楽しかった。
数ヶ月後、一緒に始めた友人は次々と引退していき、オンラインマルチをする相手はいなくなった。わたしはただ独りモンハンを続け、ほとんどのクエをソロで難なくクリアできるようになった。
このときの目標は、ギルクエレベル100のシャガルマガラをソロで倒すことだった。プレイスキルが上達したと言っても、まだ初心者の域をでないわたしにとって、こいつはとんでもねえ強敵だった。
挑戦するたび惜しいところで3乙を喰らい、何度も心が折れかけたけど、そこはゲーマーの意地である。ついにレベル100シャガルの討伐を終え、わたしのモンハンライフは次のステップへと向かう。
そう、モンハン4Gの発売である!笑
次回、4Gでチャアクデビュー!へ続くw