Kさんはわたしが笑いながら話をすることに文句をつけだした。
こういう話のときは普通笑わない
笑われると馬鹿にされてる気分になる
こんな感じになるなら話さなければよかった
だいたいこの3つのことでエンドレスにわたしを責めてくる。
しかし、わたしとKさんは、これまでにどんな深刻な話も、どんな悲惨な話も、楽しく笑い飛ばしてきたじゃないか。それなのに、この10年の関係の中で今度の話だけは一切笑わずに聞けという。
だからわたしはハッキリと言った。
「自分が話したいことを勝手に話して、この話は笑いながら聞くなとか、こんなになるなら話さなければよかったって、それ、俺に対してどれだけ失礼なこと言ってるかわかりますか?馬鹿にしてるというけど、俺は馬鹿になんかしてないし、Kさんが勝手に馬鹿にされてるって思ってるだけじゃないですか。自分の勝手な思い込みで人を責めてるだけですよ」
「じゃあなに?俺が悪いの?俺に謝れってこと?」
「謝る必要はないです。客観的な事実を言ってるだけなんで」
「じゃあ俺はどうしたらいいわけ?」
「べつに何もする必要ないですよ」
「なんか怖い。銀ちゃんめっちゃ怒ってるし、俺すごく責められてる気がする」
「それも思い込みです。全然怒ってないし」
わたしはこのときすでに、Kさんのお望み通り、一切笑わずに真剣な口調で話をしていた。
「俺が銀ちゃんに期待し過ぎてたってことだね。こういう話をもっと親身になって聞いてくれるって思ってた。俺の見当違い。銀ちゃんはその程度の人だった。そういうことだね」
わたしの頭は完全に冷めきっていて、ここまで言われたらこちらも本音を言うしかないと思った。
「じゃあハッキリ言いますけど、この学校はインチキの詐欺だと思うし、ここに通ってレイキヒーリングできるようになるとは一切思いません。それでもKさんが行くっていうなら、それは個人の自由ですから、行けばいいと思います。ただ、さっきも言った通り、こんなとこにわざわざお金払って通わなくても、人を癒やす力は誰にでもあると思いますけどね」
🤯🤯🤯
ここまでの間に、書いてはないけどたくさんのことをKさんに伝えたつもりだった。
まずひとつ、人類はみんな等しく霊力を持っている。
超能力やスピリチュアルを一切信じない。
霊感もなにもない。
そんな人にも、霊力はある。
もっともわかりやすいのが言霊だ。
想念が現実世界に影響するように、人間の放つ言葉にはさまざまな力が宿っている。ほんの些細な一言が誰かに致命傷をあたえるように、無意識に発せられた小さな言葉が人の命を救うこともある。言葉に魂が宿り、霊力となって相手に伝わらなければ、こんなことは決して起こり得ない。
手かざしヒーリング。
それも実在します。
ただし、真実はヒーラーを目指すような人が夢見るものとはまったく違う。
世の中のスピ詐欺被害者は、ヒーリングを勘違いしている。ヒーラーとクライアントは、医者と患者の関係じゃない。ヒーリングは相互作用によってのみ効果を発揮し、癒やしは治療と違う。
あなたはなぜ病気になったんですか?
あなたが癒やしたいと願う人は、なぜ病に苦しんでいるのですか?
答えはその中にある。
「はやく元気になって、また一緒に遊ぼう」
あなたが心の底からそう願い、相手の体に触れたとき、その想念はお互いの魂に深く刻み込まれ、永遠に消えることのない美しい記憶として、未来永劫受け継がれてゆく。たとえその先に死が待ち構えていても、たとえすべてを忘れ去っても、魂に刻まれた記憶だけは、永遠なのです。
大切なのは、あなたが心から誰かの回復を願い、心から願われたという事実のみ。それは紛れもない愛の証なのですから。
おあとがよろしいようでw
と、いつもならここで綺麗に終わるとこだけど、Kさんのことが尻切れトンボなので追記しておく。
その後、Kさんからの連絡はないし、わたしからもしていない。もう半年以上断つような気がするけど、Kさんならきっと元気にやってると信じてる。
あんな大変なこともクリアーしてきた人なのだから、わたしとのイザコザくらいでどうにかなることはないだろう。Kさんの健康と楽しい毎日を祈って👍
おあとがよろしいようでw