①🐕ポジティブ思考の人がどう見ても幸薄ルックになるワケ🐕 - 銀次のブログ
前回のつづき。
最強マントラの講義は早々に終わり、今度はチャクラの話になった。
このセミナー自体初心者向けなのか、どのチャクラがどんな役割を果たしているかの説明に終始していたけど、わたしが特に気になったのは、彼の家族の話だった。
彼には妻と息子がいて、息子は確か小3くらい。
その小3の息子が、同年代の子ならまだ閉じているはずの第4チャクラが開いていて、ときどき第5チャクラまで開いてるんだとか(かなり珍しくて凄いことらしい笑)。その為に息子はとても優しくて、とても素直で、家族のことが大好きで、学校が終わったら寄り道せずに真っ直ぐ家に帰って来るんですって。ほんで父親が「友達と遊んだり寄り道したりしないの?」って訊くと、ニコニコしながらこう言うんですって。
「僕は学校の友達と遊ぶより、お父さんとお母さんと一緒にいるほうが楽しいし幸せ。だから学校終わったらすぐに帰ってくるんだよ😄」
そう語る講師の顔、半分溶けてんのかってくらい目尻が下がって、むちゃくちゃ嬉しそうだった。もう溺愛しちゃってんだよね、息子のこと。息子がこんなふうに家族思いなのは彼の第4チャクラが開いているお陰で、彼がそういう素晴らしい子に成長してるのは、ひとえにガーヤトリー・マントラのお陰なんだとか。
しかし、それを聞いたわたしは、
「お宅のお子さん大丈夫ですか?過保護過ぎてませんか?そもそも、友達一人もいなくてやることないから帰ってきてるんじゃないですか?父母に心配かけないように噓ついてませんか?いやま、百歩譲って友達がいたとして、小3で友達と遊ぶより親といるほうがいいって、それを良しとするあなたがたご両親含め、メンタルに何か重大な問題を抱えてませんか?」
と、警笛鳴り止まない鳴り止まない!(余計なお世話だけど笑)
正直に書くと、彼は幸薄ルックというより、わたしの観察眼で見た場合、不幸よりの人相をしていた。ガーヤトリー・マントラのお陰ですべてが満たされ、幸福な状態にあり、子供も素晴らしい子に成長しているなどと、彼がどれだけ嬉しそうに語っても、基本的な人相がどう見ても不幸寄りで、説得力が相殺されて見えた。
わたしは薄ら寒さを感じながら、その動画を閉じた笑
🥺🥺🥺🥺🥺🥺
そもそも、幸福を求めている時点ですべてお察しなのだ。人間は不足しているものにしか欲求を抱かないのだから、
「しあわせになりたい」
という願いは、
「わたしは不幸です」
と宣言しているに等しい。
ガーヤトリー・マントラを唱えればすべてが好転します!と、このマントラを知らない人に力説するのは、
「あなたは全然満たされない人生を送っているから、このマントラ唱えたほうがいいですよ!」
と言っているのに全く等しい。
決めつけも甚だしいし、余計なお世話である笑
こんな風に、ボジティブがいいとか、こうすれば開運できるとか、こうすればお金持ちになれるとか、しゃらくせえ謳い文句に簡単に騙される人は、
「ああ、わたしはとんでもない不足感に苛まれているんだな」
と実感してほしい。
そして、その不足感そのものがまったくもって幻想であり、あなたの人生はすでに財宝まみれの金まみれの幸福まみれであることを自覚して欲しい笑
③へつづくw